前回、iPhoneで撮影した車載動画をiMovieで編集してそのままYouTubeにアップしましたが、今ひとつ納得できない仕上がりだったこともあり、今回から連載でiPhoneの動画に適した編集ソフトに関して考察していきたいと思う。
まず一発目は、前回不満の残ったiMovieをじっくり検証。
ちなみに、私が使用しているiMovieは通称「iMovie '08」と呼ばれるVer.7。
このブログをエントリーしている時点の最新版は「iMovie '09」なので、私の抱いている不満な点が改善されているかもしれないが、とりあえず現在使用しているVer.7.1.4をベースに検証したいと思う。
まず、iPhoneで撮影した動画を編集する上でiMovieは非常に親和性が高いと言える。
それはなぜか?
理由は簡単でAppleの製品だから・・・(汗)
詳しく説明すると、iPhoneで撮影された動画や写真を編集するには当たり前の話ですがパソコンに取り込む必要があります。
MacではデフォルトでiPhotoに取り込まれることになります。
次にiMovieの編集に移る訳ですが、iMovieは起動するとデフォルトの設定でiPhotoに取り込まれた動画がイベントライブラリに表示されます。
(下図参照)
その中から編集したい動画(イベント)を選択します。
次に右側に表示されるソースビデオライブラリの中で使用したい動画の範囲を選択し、画面上部のプロジェクトライブラリにドラッグ&ドロップすれば基本的な編集は完了します。
この後、BGMやエフェクトを挿入したり、テロップを追加するなどの細かな編集に移る訳ですが、この状態で良ければそのままメニューの「共有」から「YouTube」を選択し動画をアップロードすれば作業は完了です。
Macに取り込んでからYouTubeにアップロードするまでのこれら一連の作業がiMovieだけでシームレスに完結するのは、Apple製品の最大の魅力であり特徴だと言えます。
さらに、もう一つ親和性が高いと言える理由に「非破壊編集」が挙げられます。
非破壊編集を簡単に説明すると、元の動画データのクオリティーを保ったまま編集が可能で、編集した後に修正を加えたり取り消すことができるということです。
編集しても元の動画データは一切変更されないのですが、動画データのコピーを作成してそれを元に編集している訳でもありません。
編集のために余計なHDD領域を必要とせずロースペックのMacでも軽快に編集が可能なので、長時間撮影した車載動画の編集に最適な編集ソフトと言えます。
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